新宿ダンボール村 闘いの記録

  • ポイントキャンペーン

新宿ダンボール村 闘いの記録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784773897074
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

大都会・東京の路上、地下街、川べりに増え続け
る野宿者の群れ。新宿地下街も例外ではない。
無党派層の期待を担って登場した青島都政は、96年初
頭新宿地下街のホームレスを排除し、ダンボール小屋
を一掃した。その後東京地裁はその攻防に際し威力業
務妨害で逮捕された人びとを無罪と判断し、東京都の
施策を実質的に批判した。本書には、この裁判での被
告の意見陳述・証人の証言に加え、新宿地下街で出さ
れているニュース誌を通じて伝えられる現場からの声
を集成した。

目次

第1部 路上から撃て―闘いの軌跡
(1)仲間たちが起きあがった 94・2・17~94・8
(2)ダンボール村を守り抜け 94・9~95・4
(3)STOP! 動く歩道 95・4~96・1
(4)そして闘いは続く 96・1・24~97・5

第2部 ダンボールはゴミじゃない―裁判の軌跡
[被告人意見陳述]
守るものは己の身体と、仲間のつながりだけ 米田庄次
運動は目的に向かい、濁流のように流れていく 笠井和明

[弁護側証人証言]
自らを柱に縛りつけての抵抗 安藤孝義
東京都へ伝えたいこと 松本勇二
居住権は国際社会の基本的人権だ 穂坂光彦
排除はクリアランス政策の再来だ 下田平裕身
抵抗行為に違法性はない 萩原重夫
二十年間日雇労働者を見続けて 下宮忠子

内容説明

九六年一月二四日、東京都は「動く歩道」着工を口実に、新宿西口地下・四号街路のダンボールハウスで生活を営む野宿者たちへの一斉排除を強行した。一体あの強制排除は何をもたらしたのか。そして何故、多くの当該野宿者たちが体を張って抵抗したのか。野宿者たちは如何にして団結し、運動の主体となっていったのか。本書は、そうした問いへの解答になるだろう。

目次

第1部 路上から撃て―闘いの軌跡(仲間たちが起き上がった;ダンボール村を守り抜け;STOP!動く歩道;そして闘いは続く)
第2部 ダンボールはゴミじゃない―裁判の軌跡(被告人意見陳述;弁護側証人証言)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秀玉

3
10年以上前に読みました。内容はホームレスになりたくてなったのではないが、自分にはホームレスしか生きる道が無い、働きたくないという事実。上手にダンボールハウスを作る、うまいと思った。記憶に残るホームレスの人の言葉「待っている人(妻)がいるが、自分はこれが楽しい…」。しかし現実は奥さんから逃げ、奥さんも「忘れた人ですから」という事実だった。つまり帰るところが無い人。強がり、脳内変化?なのか。もう新宿地下道にはダンボールハウスは無い。皆違う場所を探して生きていくのか。たくましく生きている人が多かった。2021/05/21

Kenshi

1
行政手続について、規制する側の利益と規制される側の利益を比較し、前者が後者より重要ではない場合、極めて最も厳格な手続きが憲法上要請される、ということが書いてある。2018/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/141106
  • ご注意事項

最近チェックした商品