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出版社内容情報
シケイロス、タマヨ、クエバス、トリオ・ロス・パンチョス、カンティンフラス、マリアッチ奏者たち、そして大道芸人たち--古き良きあの日々、青春真っ只中の著者 に、人生とは何か、芸術とは何か、メヒコとは何かを教えてくれた芸術家たちを 回想する。
/壁画と画架のはざまで[シケイロス、タマヨ、クエバス]、II/アルィスタ群像[トリオ・ロス・パンチョス、カンティンフラスほか]、III/道ばたこそ劇場[惚れてはならぬ楽士たち、絶望的楽観性に生きる]、IV/ノケ
アルテ(殴打芸術)[われら醜い者たち:幾人ものボクサーの肖像]
「(ボクサーは)殴り殴ってランキングを駆け上がり、さらに殴って王座にうき、もっと殴って大金を稼ぎ続
け、名士になる。絵画や音楽や映画や舞台をきわめて芸術家とたたえられるように「殴りの芸」で達人になる。私はこの「殴芸」を「ノケアルテ(殴打芸術)」と名づけた。ボクセアドール(拳闘士、ボクサー)は、芸術家と同じように孤独で、絶えず精進する。だが肉体は、重極、健康、闘志が基本だから、殴打芸術の活動年数はかぎられる。ノケアルテの神髄は、瞬間芸術であり、演じる者からみても短い瞬間芸術である。ときには、死に至る芸術となる。」
内容説明
シケイロス、タマヨ、クエバス、トリオ・ロス・パンチョス、カンティンフラス、マリアッチ奏者たち、そして大道芸人たち―古き良きあの日々、青春真っ只中の著者に、人生とは何か、芸術とは何か、メヒコとは何かを教えてくれた芸術家たちを回想する。
目次
第1部 壁画と画架のはざまで
第2部 アルティスタ群像
第3部 道ばたこそ大劇場
第4部 ノケアルテ(殴打芸術)