内容説明
ボーペンニャン!(気にしないで)出会いはお金に換えられない―。こう言って、もてなすラオスの村人たち。一期一会―忘れていた温もりがそこにある。岩田慶治が語る「アジア・奥の細道」所収。
目次
天に一般近い都
メコンの畔の匠たち
遙かな山里、カミは森に棲んでいた
ナーガの眠る街―ルアンパバーンのボートレース
ラオスの古典文学―新しい姿を求めて
岩田慶治が語る「アジア・奥の細道」―ラオスから歩き始めたアニミズムの旅
少数民族の女たち―ドゥアへの応援歌
アジアを見る視点―変わりゆくラオス
東南アジアの音楽文化―世界へ向かって、ゆんたしょうら!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
293
ここでいうラオスの古都とは、ルアンパバーンのこと。ほとんどラオスで唯一、海外からの集客力を持つ観光地である。村上春樹の『ラオスにいったい何があるというんですか?』もここ。1995年に世界遺産に登録されている。実はラオスには他に2つ(ワット・プーと古代遺跡群、ジャール平原)の世界遺産があるが、これらはいたってマイナー。ここは、かつてのラーンサーン王国の王城の街であったが、今では辺境の田舎町である。これというほどの文化遺産があるほどではないのだが、その何もなさがむしろ評価された感もあるほど。2023/08/15
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