ラテンアメリカ文学選集 陽かがよう迷宮

トラーバ，マルタ【著】〈Ｔｒａｂａ，Ｍａｒｔａ〉/安藤 哲行【訳】

現代企画室（1993/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 198p／高さ 20cm
• 商品コード 9784773893014
• NDC分類 963
• Cコード C0397

出版社内容情報

一番小さくもあれば大きくもある、そのうえけっして抜けだしえない〈心〉という迷宮。この迷宮から抜けだそうとする主人公の旅の行方は？
トラーバの特異な世界。

内容説明

一番小さくあれば大きくもある、そのうえ、けっして抜けだしえない、〈心〉という迷宮。この迷宮から抜けだそうとする主人公の旅の行方は？ポレミックな美術批評を展開しつつ、文学においても特異な世界を創造した、急逝惜しまれるマルタ・トラーバの傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Seis Gatos Negros]

話はすっかり忘れてしまったけれども、出だしがとても美しくて忘れられない。イメージが強い印象がするのはアルゼンチンだからか、アートの批評家だったからか。読んだ当時はこれがラテンアメリカ産なのかと不思議な感じがしてもっと他の作品も読みたかったが、この作家の本は日本語ではこれしか見つからなかった。マイナーで少し古いので、昔スペイン語の本屋で探したときもやっぱり見つからなかった。だから、この選集に選ばれていることが密かに謎なのですが、どなたか経緯をご存知でしょうか？