内容説明
国際線パイロットとして初飛行以来60年、世界の空から汚れていく地球を眺め危機感をもち、生命圏の劣化を訴えてきた著者がつづく世代に贈る祈り。数千万年をかけて寒冷化してきた地球を、20年毎に倍増する人類による経済成長と大量消費が、たったの数十年で温暖化に変えた逆転劇。少しでも劣化の少ない生命環境を残すために、世界の科学者たちの警告に耳を傾け、半世紀余にわたって考えぬいた現実的な対策を記す。
目次
第1部 空から観た生命圏の危機と対策(生命圏の危機と人類の衰退;危機の歴史と科学者の警告・貧富の差は諸悪の根源;地球の温暖化;人口問題とパンデミック;空から観た地球;生命圏の危機への対策)
第2部 今は死にがいを求めて(私の宇宙観;命の掟・私の基本的な生き方;死にがいを求めて・妻と私の心の旅路;私の挫折と老女に学んだ微笑みと幸せ;健康について)
著者等紹介
岡留恒健[オカドメコウケン]
1934年福岡県福岡市に生まれる。1956~1957年テニスのデビスカップ日本代表。県立福岡高校、慶應義塾大学卒業。日本航空に地上職入社後、熱望して操縦士に転向。日本航空元機長、総飛行時間17000時間、航空功労賞(運輸大臣)。1960年初飛行以来、地球を空から眺めつづけて生命圏の危機と、世界の諸悪の根源が貧富の差にあることを訴えてきた。日本ユニセフ元評議員、日本航空を通じて30年余ユニセフの普及に従事した。定年時、国連ユニセフ本部事務局長グラントさんからお礼の手紙。夢みるこども基金元理事。1986年エベレスト登山、酸素ボンベを使用せず約8100メートルまで(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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