- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
内容説明
独裁者・フランコ将軍の死の翌年(1976年)に刊行されるや、因習と宗教に制約された地方都市に育った一少年の成長物語としての本書は、一大ベストセラーとなった。読者は、ここに、スペインという国そのものの歩みを読み取り、同時に、来るべき新しい時代の息吹を感じ取ったのである。
著者等紹介
ウンブラル,フランシスコ[ウンブラル,フランシスコ] [Umbral,Francisco]
1932年生。スペインの作家、評論家。青年期までを地方都市のバリャドリードで過ごし、1961年からはマドリードを拠点として文筆活動を行う。1975年にフランコ独裁政権が終わり、スペインが民主主義国家として生まれ変わると、その文化形成に大きな役割を果たすことになる革新系の日刊紙『エル・パイス』のコラムニストとして活躍し、最新の文化事象や当世風俗を自在に論じていちやくスター作家となった。膨大な量のコラムに加え、エッセイ、伝記、評論、小説などを発表し、単著だけでも100冊を超える。2007年没
坂田幸子[サカタサチコ]
慶應義塾大学文学部教授。専門はスペイン文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。