内容説明
はじめて広い世界に出会ったころの、傷だらけだけど宝物のような記憶がよみがえる。オーストラリアで最も愛されている作家が、自らの少年時代に重ねあわせて綴ったサーフィンに賭ける青春。
著者等紹介
ウィントン,ティム[ウィントン,ティム] [Winton,Tim]
1960年、西オーストラリア州パース生まれ。少年時代を同州の地方都市アルバニーで過ごす。大学在学中に書いた最初の小説、An Open Swimmer(1981)でヴォーゲル文学賞を受賞。以降、最新作のEyrie(2013)まで児童文学や戯曲を含む25冊の本を発表している。パースの下町で暮らす二組の労働者家族の人生を描いた代表作Cloudstreet(1991)は、読者、作家、批評家が選ぶ複数の人気投票で長きにわたり1位を獲得しつづけており、「オーストラリアでもっとも愛されている小説作品」と見なされている
佐和田敬司[サワダケイジ]
1968年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇専攻博士課程満期修了。豪マッコーリー大学大学院批評文化研究専攻博士課程修了。博士号(PhD)取得。現在、早稲田大学法学学術院教授(早稲田大学オーストラリア研究所研究員)。専攻はオーストラリア文化、演劇学、映像学。戯曲『オナー』『ストールン』『嘆きの七段階』の翻訳で第10回湯浅芳子賞(2003)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じみへん
2
読了後の気怠さが心地良い本2021/09/25
soran
1
とてつもないことを成し遂げる、という麻薬的な魅力を若くして知ってしまった男のその後の人生が哀しい。2014/07/06
aki
1
一応ボディボードやダイビングを嗜む身としては、サーフィンに触れ、のめり込んでいく主人公の気持ちの変化に共感できる。波や海の描写は、そこにいるようなリアルがある。それでもどこか距離を感じるのは、慣れない訳文のせいだろうか。それともサーファーたちの破滅型な人生に共感し辛いせいだろうか。2014/04/21
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