ザ・ゴール - 企業の究極の目的とは何か

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ザ・ゴール - 企業の究極の目的とは何か

  • ISBN:9784478420409
  • NDC分類:933

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内容説明

採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられた主人公アレックス。残された時間は、わずかに3か月。起死回生の策はあるのか!?はたして、企業のゴール(目的)とは何か――ハラハラ、ドキドキ読み進むうちに、劇的にパフォーマンスを改善させるTOC(制約理論)の原理が頭に入る。

目次

1 突然の閉鎖通告
2 恩師との邂逅
3 亀裂
4 ハイキング
5 ハービーを探せ
6 つかの間の祝杯
7 報告書
8 新たな尺度

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

86
十数年ぶりの再読。今回もTOC(Theory of Constraints:制約理論)について学ぶべきことが多く、ボトルネックの理解が深まった。企業のゴールは「お金を稼ぐ」こと。その指標は①純利益②投資収益率③キャッシュフローとなり、生産性という観点では①スループット②在庫③業務費用に置き換えられる。TOCの5つのステップは①ボトルネックを見つける②ボトルネックの活用法を決める③他の要素をボトルネックに合わせる④ボトルネックの能力を高める⑤ボトルネックが解消されたら次のボトルネックを探す。2024/01/18

またおやぢ

78
再読。邦訳初版から15年経過しているが、その中身は今も色あせていない。ということは、企業の究極の目的は不変であることを証明しているのであろう。企業の存在価値は「利益」を出すことにあり、すべてのプロセスや制約条件を利益を出すことに集中させるとするアプローチは、本書で取り上げられている生産管理のみならず、あらゆるビジネスや一般的な問題解決(思考プロセス)にも適用可能な考えかたであるのは間違いない。ポイントは、自分でその制約条件をみつけることができるか、その制約条件を活用することができるかにあると理解した一冊。2016/09/06

Kiyoshi Utsugi

42
主人公のアレックス・ロゴは、ユニコ社ユニウェア部門ベアリントン工場の所長という設定。 そのベアリントン工場は採算が悪化しており、このままの状態だと3ヶ月後には工場を閉鎖すると上長である副本部長のビル・ビーチから通告される。 その上、家庭を犠牲にしたため奥さんのジュリーは、実家に帰ってしまい、離婚危機にもさらされる始末。 そんな中、大学時代の恩師であったジョナにシカゴ空港で出会い、相談にのってもらうことになる。 恩師の相談しながらベアリントン工場を改善して、工場閉鎖を回避を目指すというもの。2022/02/22

masayuki hakari

34
550ページのボリュームとは思えないほど、入り込みやすい良い読み物だった。自分は製造には関わりがないが、思考プロセスの理論は応用できると感じた。「スループット>在庫>経費」「リソースを使用することと、リソースを活用することは別だ」「ボトルネックに集中することは、我々にフォーカスすることの重要性を教えてくれる」さて、実行し、カイゼンできるか?2016/02/23

とも

33
★★★★★世界一有名なビジネス本。メーカーに勤める方で少なくとも管理にかかわる業務についている方で万が一読んでないようであれば、ビジネスマンとしては致命的。なかなか分厚い本で取っ付きにくいものの、非常に読みやすいので手に取ってください。 それ以降第二弾、第三弾・・・はそれほどではないので、とにかく第一巻だけは読み切って欲しい。2013/01/27

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