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内容説明
採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられた主人公アレックス。残された時間は、わずかに3か月。起死回生の策はあるのか!?はたして、企業のゴール(目的)とは何か――ハラハラ、ドキドキ読み進むうちに、劇的にパフォーマンスを改善させるTOC(制約理論)の原理が頭に入る。
目次
1 突然の閉鎖通告
2 恩師との邂逅
3 亀裂
4 ハイキング
5 ハービーを探せ
6 つかの間の祝杯
7 報告書
8 新たな尺度
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
89
十数年ぶりの再読。今回もTOC(Theory of Constraints:制約理論)について学ぶべきことが多く、ボトルネックの理解が深まった。企業のゴールは「お金を稼ぐ」こと。その指標は①純利益②投資収益率③キャッシュフローとなり、生産性という観点では①スループット②在庫③業務費用に置き換えられる。TOCの5つのステップは①ボトルネックを見つける②ボトルネックの活用法を決める③他の要素をボトルネックに合わせる④ボトルネックの能力を高める⑤ボトルネックが解消されたら次のボトルネックを探す。2024/01/18
またおやぢ
79
再読。邦訳初版から15年経過しているが、その中身は今も色あせていない。ということは、企業の究極の目的は不変であることを証明しているのであろう。企業の存在価値は「利益」を出すことにあり、すべてのプロセスや制約条件を利益を出すことに集中させるとするアプローチは、本書で取り上げられている生産管理のみならず、あらゆるビジネスや一般的な問題解決(思考プロセス)にも適用可能な考えかたであるのは間違いない。ポイントは、自分でその制約条件をみつけることができるか、その制約条件を活用することができるかにあると理解した一冊。2016/09/06
esop
78
17年間翻訳が禁じられたいわくつきの一冊という、とても気になる帯の本著。 ストーリー構成で、TOCの全体最適化の改善手法がスッと入ってくるようにできている。 TOCの基本原理は工場全体のアウトプットを上げるためにはボトルネック工程のアウトプットを最大限にするよう注力することが一つ。ボトルネック以外はボトルネックを超えて作ってはいけないことが二つ。(在庫を余分に持たない)また、リーダーの心得的なものにも言及しており、幅広い層に読まれているのも頷ける。 何を変える?何に変える?どうやって変える? これ大事2025/04/25
Kiyoshi Utsugi
46
主人公のアレックス・ロゴは、ユニコ社ユニウェア部門ベアリントン工場の所長という設定。 そのベアリントン工場は採算が悪化しており、このままの状態だと3ヶ月後には工場を閉鎖すると上長である副本部長のビル・ビーチから通告される。 その上、家庭を犠牲にしたため奥さんのジュリーは、実家に帰ってしまい、離婚危機にもさらされる始末。 そんな中、大学時代の恩師であったジョナにシカゴ空港で出会い、相談にのってもらうことになる。 恩師の相談しながらベアリントン工場を改善して、工場閉鎖を回避を目指すというもの。2022/02/22
けぴ
39
工場生産における制約条件の理論を、子供達を引率したハイキングで一番遅い子に合わせるのが大切であることを例えにして、わかりやすく提示した小説。他の現場でも応用出来そう。ボトルネックを意識することで無駄な生産を無くすことで、余った時間を自分のプライベートに使えると理想的。2024/09/03
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