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内容説明
1967年10月、ボリビアでチェ・ゲバラが殺された。1968年8月、ソ連軍のチェコ侵攻をフィデル・カストロは支持した。初期キューバ革命の“光”を、暗雲が覆い尽くそうとする1970年12月、著者は、新生チリ・アジェンデ社会主義政権によって公使としてキューバに派遣された。彼を待ち受けていた運命とは?フィデル・カストロと著者の間で交わされる、息詰まるような最後の会話!
著者等紹介
エドワーズ,ホルヘ[エドワーズ,ホルヘ] [Edwards,Jorge]
1931~。チリの作家・外交官。外交官として各国大使館に勤務するかたわら短編作家として創作活動を開始。1970年12月から翌71年3月までアジェンデ政権下の代理公使としてハバナに赴任した際の顛末を綴り、キューバ・カストロ政権を批判する代表的書物となったノンフィクション『ペルソナ・ノン・グラータ』(1973年)で世界的に知られるようになった。この作品の刊行直前にチリでピノチェト将軍による軍事クーデターが起こりアジェンデ政権が崩壊、スペイン滞在中だったエドワーズも亡命を余儀なくされる(78年に帰国)
松本健二[マツモトケンジ]
大阪大学言語文化研究科准教授。ラテンアメリカ現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いのふみ
3
前から歩み寄ってきたと思ったらすでに後ろに回り込まれているような、狡猾でヤリ手の独裁者と、まわりに群がる人々。かつて理想郷だとか言われていたが、社会主義革命なんて得てしてこんなもん。2017/02/13
刳森伸一
2
外交官として革命後のキューバに赴任した作家による回想録兼キューバ批判の書。ややまとまりに欠けていて、焦点がぼけてしまっている気がするが、盗聴や公安が蔓延る社会状況などは中々エキサイティング。特にカストロとの会話は、意外なカストロ像や当時の思惑などが分かって面白い。2018/12/14
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