内容説明
「大地の芸術祭 越後妻有アート トリエンナーレ」から生まれた「夢の家」。山深い集落の人々とアブラモヴィッチの協働により育まれたプロジェクトの全記録。
目次
第1章 夢の家
第2章 夢の本(緑の部屋;青の部屋;紫の部屋;赤の部屋)
第3章 夢をめぐって(谷川俊太郎―家と家屋;石牟礼道子―思い出せない何事か;大宮エリー―夢を見る訳;中沢新一―なまなましい夢)
第4章 「夢の家」プロジェクトの記録 1999~2012
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
N島
5
マリーナ・アブラモヴィッチによって造られた、夢と現とを撹拌する装置『夢の家』。 この本は『夢の家』で収集された夢の記録を、浮世に拡散させるための機能を担っているのでしょう。 ともすれば『夢の家』の宿泊者のみならず、読者たる我々もまたマリーナの作品の一部として在るべきなのかもしれません。2013/12/15
いすか
0
旧ユーゴスラビア出身のアーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチによる作品「夢の家」に宿泊した人々の、100の夢の記録。「夢の家」は一度訪れたことがあるのだが、なかなか雰囲気のいい(※個人の感想です)ところだった。そのうち一度宿泊してみたい。緑の部屋がいいな。2016/05/01