インディアス群書
グアヤキ年代記―遊動狩人アチェの世界

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  • サイズ A5判/ページ数 417,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784773807004
  • NDC分類 389.615
  • Cコード C0339

目次

第1章 誕生
第2章 二つの平和条約について
第3章 逆方向に
第4章 大人
第5章 女性たち、蜂蜜、戦争
第6章 殺害
第7章 同性愛者の生と死
第8章 食人種
第9章 終末
議論と批評

著者等紹介

毬藻充[マリモミツル]
1950年生まれ。現在、同志社大学で哲学講義担当。龍谷大学ほかでヨーロッパ・フランス文化論系の講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

10
本書には、民族誌にありがちな書き手の懐古的ロマンティシズムよりもパラグアイ先住民アチェの人々の絶滅の危機を前にしたペシミスティックなトーンが漂う。それゆえペエル(白人)との戦いの中の先住民に溶け込みながら、著者は彼らとの隔絶を経験し記すことになる。一方それが彼らに寄り添うことにもなるのは、アチェの人々が遊動しつつ自然や動物や他の人々を分離しながら繋がる関係と捉えるように見えるからだ。壮健な男の死の際には、敵への復讐より先に彼の娘を殺すジュピュの儀式が行われる。著者はその実行者の戦慄の表情を戦慄しつつ記す。2024/02/06

臨床心理士 いるかくん

3
パラグアイの先住民族であるアチュ族とともに生活した、文化人類学者のフィールドワーク。実に興味深く読みました。今年読んだ本の中で最も刺激的で示唆に富む書物でした。著者のピエール・クラストルは構造主義者と呼ばれることを嫌っていたので、レヴィ=ストロースを引き合いに出すのは適当ではないかもしれないけど、レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」に優るとも劣らない恐るべき著作です。でもちょっと値段が高いんだよね。5040円。 2012/09/30

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