鉄の光

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773707021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1980年代初頭、ベトナム軍とカンボジア・ゲリラはタイ・カンボジア国境で激しい戦闘を展開。国境沿いの難民村には、砲弾が炸裂し黒焦げになった数多くの死体が散乱していた。もし彼らが生きていたら、何を言いたかったのだろうか。第7回健友館文学賞大賞に輝く「鉄の光」をはじめ、「耳の印象」「人形を抱いて」の3作は、カンボジア問題とカンボジア難民に向き合ってきた五十嵐勉の“体験の結晶”である。

目次

耳の印象
人形を抱いて
鉄の光

著者等紹介

五十嵐勉[イガラシツトム]
1949年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。1979年「流謫の島(るたくのしま)」(講談社刊)で第2回「群像」新人長編小説賞を受賞。1984年から90年までタイ滞在。カンボジア難民を中心に東南アジアを広く取材。1987年「東南アジア通信」創刊。93年「アジアウェーブ」創刊。96年「アジア文学」創刊。1998年「緑の手紙」(アジア文化社刊)で読売新聞・NTTプリンテック主催第1回インターネット文芸新人賞最優秀賞を受賞。作家集団「塊」メンバー。東京都世田谷区在住。本名・渡辺政義
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