内容説明
妻が息子を道連れに覚悟の死を遂げた。なぜ、妻の苦しみに気がついてやれなかったのか。懊悩と悔恨の末、夫は四国霊場八十八ヵ所のへんろ旅に出た…。第６回健友館ノンフィクション大賞受賞。
目次
第１部 忘却の旅（一生で一度の旅へ；妻子を死なせた男；弟のあの言葉；励ます亡き母の声 ほか）
第２部 供養の旅（再スタート；歩行行の教え；絶対的絶望感；霊気漂う御蔵洞 ほか）
締めくくりの旅―必然の運命を感じて
著者等紹介
西谷尚［ニシタニタカシ］
１９５６年、愛媛県長浜町生まれ。現在、兵庫県尼崎市に在住。１９９８年４月より、四国八十八カ所の歩きへんろ旅に出る。２００２年３月より、西国三十三観音霊場を巡拝中
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