内容説明
青年海外協力隊に参加する人は、清廉潔白な若者たちというイメージがあります。昨今の記事でも、「政治の世界に入って官僚になる前に、まず協力隊員となり、ボランティアとして厳しい労働を経験しなさい」といった主張をよく見かけますが、大きな誤解と言わざるをえません。海外で日常的に繰り広げられる彼らの目をそむけたくなるような行為の数々。
目次
第1章 ホンジュラスへ
第2章 遊びが仕事の協力隊員
第3章 任期短縮の深い意味
第4章 「腐った日本」の見本、青年海外協力隊
エピローグ 天下りの巣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OnStack
2
実際に青年海外協力隊として活動した女性の経験談。まとめると1、現地では充分な給与がもらえるため、金持ち生活が味わえる。新卒でこれを経験したら、真面目に働こうとは思わなくなる2、公務員や企業からは、全額有給か半額有給で協力隊に参加できる。その間は無税となり、国が企業に給与を補填する。そのため、蓄財目的で参加するものも多い。協力隊に数年参加すれば家が建つ、と言われてる。3、現地では必ずしも仕事があるわけではなく、遊んで過ごせる。支援国も日本人を金づるにしか見ていない。2013/06/06
Akio Kudo
1
★★★ 明らかに文章を書くのに慣れていない。アウトプットが優れていればと思わせる惜しい本。だが、内容はJICAに火を付けたくなる腐敗の凄まじさを感じる。2018/10/16
max99
0
今でもそうなのかな?ちょっと幻滅した。2013/08/10
karupisu
0
青年海外協力隊の体験を綴った本。協力隊内の村社会、手当をあてに蓄財する専門家など、制度の構造上の問題が指摘されている印象。少々古い本なので体制がアップデートされることを願う。2019/10/15