目次
第1章 考えることもありますの巻
第2章 どうしていいかわかりませんの巻
第3章 どっちにしろだいじょうぶですの巻
第4章 とりあえずやってみましょうの巻
第5章 そういうふうにできていますの巻
著者等紹介
杉山亮[スギヤマアキラ]
1954年、東京都生まれ。1976年より各地の保育園や幼稚園に7年間勤める。その後、手作りおもちゃを作る「なぞなぞ工房」を開く。おもちゃ作家であり、児童書作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
21
子どもや本に対する考え方に共感しかない!◆語り手がどんなに話が上手でも「子どもと楽しい時間を過ごそう」という気のない人は小学校には向いていない。◆図書館は学校の心臓です◆子どもが本と出会える場所は4つある。親の本棚、書店、図書館、学校図書館。ただし親の本棚は家によって質も量もばらつきがありすぎる。書店と図書館は子どもが歩いて行かれる距離にはないことが多い。するとすべての子に均等に本との出会いを用意できるのは 学校図書館だけになる。大人たちが学校図書館を応援しなければならない由縁だ。2023/03/11
史
5
児童書作家のTwitterまとめというか、エッセイ風味というか。子どもに対する捉え方、そして子どもの持つ世界観は中々興味深いかな。2023/03/30
鳩羽
4
保父、おもちゃ作家、児童書作家、ストーリーテラーと、子どもの楽しみや本に関するいろんな分野で活躍してきた著者による、Twitterでの投稿を元にしたエッセイ。短くて読みやすく、子どもと関わるひとには役に立つ「あるある」で満ちた本。面白がること、知ること、経験値を積むことが、大人によって勉強や教育の枠に収められてしまうことへの警鐘を鳴らしつつ、仕事として子どもと関わるときにはどうしても、どんな成果や結果になったのかと思ってしまう。そういう頭に、楽しい初心や大人のとしての余裕を思い出させてくれる本だった。2024/01/14
sazen
3
保育士、おもちゃ作家、児童書作家と子供に関わる仕事を長年経てきた著者だけに、自信に溢れている言葉たち。子供とはこういうものだ、というステレオタイプなイメージほど邪魔なものはない。そういうことを心底分かってらっしゃるので、説得力がある。本好きではない子供に本を手にとってもらうための作家、既に本の魅力を知っている子供により楽しんでもらうための作家、そのどちらも大事だという。なるほどね~。子供ってのは、つまらないことに対してシビアだからね。ツイートをまとめたものなので、ささっと簡単に読みやすい今作でした。2023/04/08
航輝
2
図書館本 子どもと子どもの本との関わり、ずっと子どもの世界に関わり続けてきた著者だからこそ見える世界の感覚 子どもの目線、著者の目線どちらともから見る世界 そこから見えてくる新しい発見・思考が興味深い2025/01/22