出版社内容情報
吾妻 行雄[アガツマ ユキオ]
著・文・その他
青木 優和[アオキ マサカズ]
著・文・その他
畑中 富美子[ハタナカ フミコ]
イラスト
内容説明
海にすむ「なんじゃこりゃ!」な生き物たちを絵本で紹介する新シリーズ。第三弾はお寿司屋さんでおなじみの「うに」。彼らのスゴさは、“増える力”…!?
著者等紹介
吾妻行雄[アガツマユキオ]
1954年福岡県出身。東北大学名誉教授。水圏植物生態学、ウニ類の生物学、生態学、水産科学などを専門に研究を続けている。博士(農学)
青木優和[アオキマサカズ]
1960年東京生まれ。東北大学大学院農学研究科教授。海洋生物の調査を行う海洋生態学の研究者。いつも海に潜って海藻と動物の関係について調べている。博士(理学)
畑中富美子[ハタナカフミコ]
学生時代に学会ポスターなどの製作・デザインを手がけたことから、独学で絵を学び始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
88
知識絵本。うにの生態を説明する。読み聞かせ、約13分。夏休みに東北の南三陸にある祖父母の家に行ったぼくは、初めてうにを見た。2011年の春(3月11日)の大津波で打撃を受けた海中の様子。それからしばらくして大発生したうにのこと、磯焼けのこと▽表見返し裏見返しも使って、説明量多い[1.うにのからだ]口は下で肛門が上。かんそくとさきょく。身入りの変化[2.うにと棘皮動物]エキノデルマータ[3.日本のうに、世界のうに][4.うにを食べる動物たち][5.うにと磯焼け][6.うにランプの作り方][7.もっと]探し絵2022/11/22
奏
11
小学生の男の子が三陸のおじいちゃん家に遊びに行って、ウニのことをおじいちゃんや蓄養場で働く人から学ぶというストーリー。ウニのことはこの一冊をみたら何でもわかる!というくらい細かなところまで網羅され、ウニの生態にとどまらず、ウニの育つ環境と未来にむけた課題、世界のウニも紹介。ウニが昆布を食べるところとウニのどアップは衝撃。き、きもちわるい〜。ウニってこんなに不思議な生き物だったのね。作り手のウニ愛が伝わってくる素晴らしい本です。 2022/12/15
ris3901
11
面白い!見開きまでウニ愛が詰まっている。本文だけ読むもよし、興味があればくまなく読むも良し。万人うけはしないけれども大人でも十分楽しめる!ウニって、活動的なのね。2022/11/26
Mer
10
ナンジャコリャーズ3「うに」。3作品の中で一番気持ち悪い✹✺(ごめんなさい)ただ、明日は3/11。このタイミングに読めたことは良かった。世界中に950種もあるのに食べられるのは、僅か20種類。とっても真面目な内容なのに、おじいちゃんの船の名前は「あに丸」バカにしてんのかwと思ってしまったり、見開きには「うにのからだ」について説明されているが口が下にあって肛門が上。うんこってはっきり書いてあって笑ってしまうが、至って真面目なうにの本。私、うには食べられないけれど水族館に行ったらうにをのんびり眺めたい。2023/03/10
けいねこ
8
海のナンジャコリャーズシリーズ第三弾。前の2冊に劣らず、中身が濃い。うには自分で買ってまで食べることはないのであまり興味がなかったが、生き物としてのうにはとても興味深い。体のしくみについては、なかなかにややこしく、一回で覚えられるようなものではなかった。一方、増えたり減ったりについては、一筋縄ではいかない生態系の問題を突きつけられた。それにしても、日本でたべらるうにの八割が輸入だとは。2023/01/03