出版社内容情報
青木 優和[アオキ マサカズ]
著・文・その他
畑中 富美子[ハタナカ フミコ]
イラスト
田中 次郎[タナカ ジロウ]
監修
内容説明
まだふゆ、まだまだこども。だんだんめかぶもできてきた。わかめはしたのほうからすくすくのびて、ふるくなると、さきのほうからどんどんくずれてゆきます。ためしに、はっぱのしたのほうにちいさなあなをあけてみたら…海にすむ「なんじゃこりゃ!」な生き物たちを絵本で紹介する新シリーズ。第二弾は私たちの身近な食べ物「わかめ」。そのナゾに満ちた生態とは…!?
著者等紹介
青木優和[アオキマサカズ]
1960年東京生まれ。東北大学農学部海洋生物科学コースで、海洋生物の調査を行う海洋生物学の研究者。博士(理学)
畑中富美子[ハタナカフミコ]
学生時代から、独学で絵を学ぶ
田中次郎[タナカジロウ]
1950年東京生まれ。東京海洋大学名誉教授。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
86
化学絵本。読み聞かせ可能だが、長めかな。説明も多い。「わかめ」の下のほうが「めかぶ」。めかぶから「ゆうそうし(遊走子)」が出てきて、ゆうそうしは岩の上で「はいぐうたい」に変身する。オスの配偶体とメスの配偶体が受精してから、わかめが育ち始める。▽知らなかった!そうなんだ。表見返しと後ろ見返しにふろく①~⑦としてわかめ料理やわかめの観察の仕方があり、とても詳しい。2020刊、1800円▽良本これいい2021/02/09
たまきら
41
新わかめが出回り、今日も売れ残りが我が家にたっぷりやってきました。本を読みながら観察ができるありがたい状況です。よくくっついている小さい「エビ」の正体がわかってオカンはご機嫌でした。情報量もたっぷりで、大人が楽しめます!2021/03/16
booklight
40
生わかめ一本を手に入れる機会があり、えらい大きいのでなんだこりゃ、と思っていたので、色々学ぶことができました。めかぶって大きくなって葉になるかと思ったらそのままなんですね。そこから「ゆうそうし」がでて大きくなるとは思わなかった。日本近海にしかいなかったの世界中に広がって困っているとかも意外。最後には大きな葉もなくなってしまうのも知らなかった。海にゆらゆらゆられているのは絵としては描きどころ。ゆうそうしを食べてしまうコシダカガンカラはえらい恐ろしく描かれている。でも食べたらおいしそうって、人間の方が怖いか。2022/08/16
anne@灯れ松明の火
39
味噌汁にはたいてい入れる”わかめ”。納豆と”めかぶ”を混ぜて食べるのが大好き♪ でも、わかめ、めかぶについて、知らないことだらけだったことが、この本を読んでわかった。付録のわかめ情報も充実。絵本をまず楽しんで、それだけでは物足りない学齢のお子さんも満足できる。畑中富美子さんの絵が素敵! リアル、かつ優しく、温かい。扉の”味噌汁をお椀によそう場面”、おたまの上の方にわかめがくっついているのを見て、「あるある!」と思った(笑)〈海のナンジャコリャーズ〉第3弾が何になるのか楽しみ。 #NetGalleyJP2020/12/18
ヒラP@ehon.gohon
32
ワカメが海草であることは知っていても、たぶん海でどれがワカメか、識別できないだろう私には、知らないことばかりのワカメの生態です。 自分自身が学びました。 メカブとワカメが兄弟関係にあることも知りました。 ワカメが何なのかも知らず、ワカメとコンブを時折ごっちゃにしていた自分を恥ずかしく思います。2022/06/02
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