内容説明
これまでの科学教育の内容と方法とを全面的に組み立て直す。いきいきと動きだすこの子どもたち。「今なお“未来のもの”となっている授業(仮説実験授業)の基本的な考え方と可能性」を知るには本書を手にとっていただくのが一番。
目次
未来の科学教育―科学論と認識論をもとにして、科学教育を全面的に見直す
新しい授業のはじまり―教科書は使わない、予習もいらないというわくわくの授業
授業のもりあがりの秘密―子どもと教師を引きつけたのは、問題か、討論か、自由か
新しい授業の2回目―問題に対する子どもたちの予想や考えは互いに影響しあう
3回目の授業―子どもたちは、予想がはずれてもあたっても、よく考える
直接経験からの飛躍―ものの重さを軸にして自然の微細な部分から広大な世界へ
これまでの理科教育の欠陥―レベルの低い内容、意欲を削ぐ教科書、名人芸願望の教師
もっとも初歩的基礎的な重さの概念―重さの概念をいい加減にしては、科学教育は進められない
ことばだけの「知識」とそれをこえるもの―「事実」の解釈がいくつか出てきたら、実験的に判定する
なにを教えるかの問題―「授業の方法」は、どんなことを教えるかによって決まる
子どもたちの変革―自主的で主体的な人間、民主的な人間を育てる授業の成果
著者等紹介
板倉聖宣[イタクラキヨノブ]
1930年東京生まれ。1953年東京大学教養学部教養学科、科学史科学哲学分科卒業。1958年東京大学大学院数物系研究科物理学課程博士コースを修了、物理学史の研究によって理学博士となる。1959年国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。1963年科学教育の内容と方法を革新する仮設実験授業を提唱。1983年編集代表として月刊誌『たのしい授業』を創刊。1995年国立教育研究所を定年退職し、「私立板倉研究室」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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