内容説明
「文明の十字路」は、なぜ流血の地となったのか。黒海とカスピ海に挟まれ、さまざまな民族が暮らす“コーカサス”。2020年末に勃発したアルメニアとアゼルバイジャンの衝突、ロシア=ジョージア戦争、チェチェン戦争など、戦火が絶えない。数々の紛争の歴史的発端と、対立が今なお続く理由を、さまざまな視点から重層的に解き明かす。
目次
第1部 南北コーカサスの紛争(コーカサスの概観;北コーカサスの紛争;南コーカサスの紛争;コーカサスの紛争の比較理解―共通点と相違点)
第2部 コーカサスの紛争が投げかけるもの(北コーカサスにおけるイスラーム主義運動;未承認国家問題とコーカサス)
著者等紹介
富樫耕介[トガシコウスケ]
同志社大学政策学部准教授。横浜市立大学国際文化学部卒業。東北大学国際文化研究科博士前期課程修了。東京大学総合文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。外務省国際情報統括官組織専門分析員、日本学術振興会特別研究員DC2・PD、在ウズベキスタン日本大使館専門調査員、東海大学教養学部講師を経て現職。ロシア・東欧学会研究奨励賞受賞(2019年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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