内容説明
天の川のはしっこにある「ふしぎわく星O」。花が歌をうたい、お城が空をとび、木には本がなるこのすてきな星には、「まほうの木」があって、どんな願いもかなえてくれる。夢をくすぐる17編のお話と、空想ほとばしるイラストによる美しい絵巻。
著者等紹介
ウサチョフ,アンドレイ[ウサチョフ,アンドレイ] [Usachev,Andrey]
1958‐。ロシアの児童文学作家、詩人、劇作家、シナリオライター。サムイル・マルシャーク賞(2007年)、コルネイ・チェコフスキー賞(2009年)など、多数の賞を受賞
オレイニコフ,イーゴリ[オレイニコフ,イーゴリ] [Oleynikov,Igor]
1953‐。ロシアの画家、イラストレーター、アニメーションの美術監督。100冊近い本の挿絵を手掛け、「児童書のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞画家賞(2018年)、ロシア連邦文化勲章(2018年)など、多数の賞を受賞
藤原潤子[フジワラジュンコ]
1972‐。神戸市外国語大学ロシア学科准教授。ロシアをフィールドとして文化人類学的な研究を行いつつ、翻訳にもたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
60
これは、文もファンタジックで面白い世界を描いているが、何と言っても絵だ!素晴らしい絵が「わく星O(オー)」の摩訶不思議さとその星の生き物たちののどかさを、存分に見せてくれる。色もタッチも素敵。既視感があると思ったら『ちいさなタグボートのバラード』(ヨシフ・ブロツキ-詩)の絵を描いた画家だった!飾っておきたい。2021/05/02
ヒラP@ehon.gohon
29
何でもかなう魔法の木があるという惑星Oのお話です。 導入から、幾つも繰り広げられる不思議な空間に、夢とユーモアとウィットと、歌までもが充ち溢れていて、わくわくしながらページを開いたり、戻ったりを楽しみました。 遊園地のような絵本です。 心を豊かにしてくれます。 「魔法の木のお話はまだまだいっぱいありますが…」という余韻が、なぜかたまりません。 確かに、みんなの夢へと誘う絵本でもありました。2021/01/02
ツキノ
17
(E-287-511)2020年11月刊。とにもかくにも惹かれる絵だ。「わく星O(オー)」にあるまほうの木にまつわる話16編。何度も読みたくなる。2020/12/08
遠い日
10
ロシア発。イーゴリ・オレイニコフ氏の絵がとにかくすてき。惑星O(オー)にある魔法の木。願いがなんでも叶うという。その魔法の木にまつわる、不思議なお話が見開きで1ページずつ。ぎゅっと詰まった不思議味のアソートです。みんなが次々木に願うことのいろいろに、生きていることのおかしみを感じます。2021/03/09
ヒラP@ehon.gohon
8
【再読】大人のための絵本2024/07/29