目次
1 事例から見る家族(家族を援助する;A子の事例:母と娘の関係をつなぐ ほか)
2 家族援助の視点から心理臨床の歴史を振り返る(家族援助の歴史;フロイトによる心理療法の創始と家族 ほか)
3 家族理解と援助のための基本概念(システム論的認識論;開かれたシステムとしての家族 ほか)
4 家族を結びつける絆(ナージのコンテクスチュアル・アプローチ(文脈療法)
コンテクスチュアル・アプローチが理解する親子関係 ほか)
5 家族面接のプロセスについて(多方面に向けられた肩入れ技法;真実は一つでない)
著者等紹介
中釜洋子[ナカガマヒロコ]
1957年東京生まれ。1980年東京大学教育学部教育心理学科卒業。1988年同大学院博士課程単位取得退学。東京大学学生相談所専任カウンセラー、ハーヴァード大学精神科付属ケンブリッジ病院カップル&ファミリーセンター研修員、東京大学大学院教育学研究科助手を経て現在東京都立大学人文学部助教授。主な著書等に「子どものためのアサーション(自己表現)グループワーク」日精研心理臨床センター、共著。「心理臨床の海図」八千代出版、共著。「親密さのダンス:身近な人間関係を変える」H.G.トレーナー著、誠信書房、翻訳
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