ハンナ・アーレントの『人間の条件』再考―世界への愛

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784773378849
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0010

目次

第1章 アーレントの現代理解の視点を求めて(「世界疎外」(World alienation)と社会の勃興
全体主義と反ユダヤ主義―『人間の条件』へ)
第2章 「実践的生」(Vita activa)を導入する(「公的なもの」(the Public)
近代市民社会の評価による公共性論)
第3章 Vita activaとしての精神の生(Vita activaとしての精神の生の構想;行為の源泉としての意志;この世界に新しい〈始まり〉を出現させること)
第4章 世界への愛(Amor mundi)(「公的」と「私的」の間;赦しと約束の力;アーレントのアウグスティヌス解釈)

著者等紹介

今出敏彦[イマデトシヒコ]
1971年神戸市に生まれる。1995年阪神淡路大震災に被災(当時は関西電力勤務)。それを機に研究職を志す。2009年京都大学大学院文学研究科博士課程修了、京都大学博士(文学)。現在、宮崎産業経営大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アーレントのキリスト教理解や公共性の「逆説的な明証性」、「世界への愛」などを中心に、彼女の著作を読み解く本。私が『精神の生活』を未読であることもあってか、本全体のつながりがイマイチわからず、最終章などは全然わからなかった。まず「逆説的な明証性」がよくわからない。また、アイヒマンの無思考性についての理解など、ひっかかる点もあった。古代ローマと初期キリスト教のつなげ方も、論拠が十分でないように感じた。以前読んだ森川輝一氏の著作とも重なるテーマが多いように思うので、もう一度丁寧に読み直したい。2017/04/24

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