内容説明
中世の時代、西讃岐で活躍した塩飽海賊と渡邊海賊を対比しながら、その生きざまを問う問題作。塩飽・渡邊両海賊のみならず、瀬戸内海水軍のそのとき、そのときの時代の動きに応じての裏面史を追って、小説風に書き印した。
目次
1 海賊―水軍そして関・海賊城(海賊とは;関・海賊城)
2 塩飽海賊と渡邊海賊の成り立ち(海の道;島の支配者層の移ろい;海の道の盛衰事情;人名制の成立;島中政治;人名株;長州征伐と小坂騒動;渡辺津;比地大城)
3 源平海上合戦(屋島攻め;壇ノ浦の戦い;源氏二兄弟の確執)
4 元寇(蒼い狼;文永の役;弘安の役;時宗死す)
5 南北朝騒乱の海の道
6 近世の海の道(戦国時代を経て;海賊禁止令)
著者等紹介
よねもとひとし[ヨネモトヒトシ]
米本仁。昭和3年12月5日現住地の香川県丸亀市出生。徳島大学大学院医学研究科卒業、医学博士。医療法人社団厚仁会理事長、さぬき福祉専門学校長、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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