内容説明
少年は原爆孤児の少女を懸命に守ろうとするが…夜の海に漕ぎ出した2人を待っていたものは…少年の語りによる反戦小説。惜別の哀歌。
著者等紹介
村上禎一郎[ムラカミテイイチロウ]
1939年広島県に生れる。早稲田大学卒。村上菊一郎(仏文学者)に師事。大林宣彦(映画作家)、高橋邦彦(英文学者)らと同人雑誌「繭」創刊。「小さき群像たちの海」で第1回尾道うず潮文学賞入賞。現在、地球環境問題をテーマとした技術啓蒙新聞「エコ・マテリアル新報」を主宰するかたわら創作活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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