内容説明
『信濃安曇族の謎を追う』は彼らの顔を大まかにスケッチしたが、その補遺としてこの書は安曇の字義、彼らの交易ネットワーク、赦免と復活への道、明科廃寺の創建背景、観松院の菩薩半跏像、さ迷える川会神社などを追って、その目鼻立ちを一層明確に描き出す。
目次
第1章 我は忘れじ志賀の皇神
第2章 自ずと明かり有りき
第3章 安曇族の赦免と復活
第4章 安曇族の氏寺か―明科廃寺
第5章 観松院の銅造菩薩半跏像
第6章 敗れた神の苦役
第7章 安曇宿禰継成の悲惨な末路
第8章 見えないものを見る
著者等紹介
坂本博[サカモトヒロシ]
1934福岡県戸畑市(現在北九州市戸畑区)に生まれる。1963京都大学大学院文学研究科西洋哲学史専攻博士課程単位取得退学。1963大阪大学文学部哲学哲学史第一講座助手、1965フランス政府給費留学生としてパリ大学留学、1967大阪大学併設医療技術短期大学部助教授(哲学)、1971信州大学教養学部助教授(科学論)、1995信州大学繊維学部教授(感性工学)、2000年定年退職、現在信州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。