内容説明
地球に掌をあて耳をよせて聞く、小さな生きものたちの声。人の暮らし、ぬくもり。幼い日から育んだ「生命をいとおしむ」感性で、日常のきらめく一瞬を端正に綴る―。
目次
霞める月
蚊帳吊草
白椿―白い花の抄
縄編みもよう
うす青い真珠
ひととき―掌篇
げた日和
花やさい
いつしか胸に
著者等紹介
青樹生子[アオキショウコ]
随筆家。1947年栃木県生まれ。武蔵野女子大学(現武蔵野大学)文学部日本文学科卒業。1982年から約16年、同人誌『涛』(朝日カルチャーセンター横浜の文章講座『文章がうまくなる三カ月』が母体である「でふねの会」編)に所属 この間の大半を編集部員として本づくりにも携わる。1998年ごろから数年、予備校において小論文の指導や「作文エッセイ教室」等の講師をする。2001年、随筆『ともがら』で第9回武蔵野文学賞佳作賞を受賞(文学のジャンルみな一緒の中で、随筆の分野での初めての受賞者となる)。「武蔵野大学国文学会」会員、「日本野鳥の会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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