内容説明
実現可能な世界平和を求めて。国際連合は世界の平和維持能力を持たない。国家の権威に優位する世界連合を創設することが軍縮の推進につながり、平和への道を拓くことになる。
目次
世界の平和が実現できるものとなった
国際連合はその成立から今日に至るまで六十年を経過したが、これ以上の存続を許されない根拠を知らなければならない
世界連合の創設
暫定措置としての国際連合の改革
世界政治への移行を急げ
抗争原因をなきものにする世界は造れないが、抗争原因を戦争原因にしない世界の指導はできる
世界の平和追求にとって枢要なものは軍縮である
国際連合はその改革に乗り出したが、望ましい考えの展開ができるだろうか
国際連合よ、世界の平和を探求せよ
軍事力により世界で優位にたつことを望み、軍事力の中に核兵器があって、核兵器を持てる者が核兵器の廃絶を拒み、核兵器を持たざる者が核兵器を持つことを望んでいるのが世界の現状である〔ほか〕