内容説明
ゆっくりと時間が流れ、ほのぼのと方言がひびき、やさしい人々に育まれ、なんでもない暮らしに幸せがあふれていた―。詩情豊かな絵と文が、日本人の心の底にある“ふるさと”への想いをなつかしく揺さぶる。
目次
高畑馬場(たかはっけんばば)
晩ごはんの用意
お茶飲んけ、おじゃはんか
れんげ畑
鮎すくい
ほたるがり
七夕
おにいちゃんの「かっとい車」
はなし(めじろ)取り
稲こぎ
おとうちゃん
愛甲どんの庄一じいさん
山中どんのおばぁさん
井上どんのおじさん
松元どんのおじさん
「高畑馬場」のおじさんおばさん友だち
家族
私たちの小学校
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- 陋巷に在り 〈12(聖の巻)〉 新潮文庫