内容説明
平成１０年秋脳出血の再発に倒れながらも、第１エッセイ集『黄熟』を上梓して、大学教師から専業主婦まで広範囲の読者各位から、賞賛と激励のお便りを頂き、感動した著者が後遺症に負けず世に送る第２集。
目次
天女直江津の空に舞う―豪州捕虜、日本警備員のみ魂に
東条英機と高光大船
ミレニアム
哀愁 ウォータールー・ブリッジ
知命堂回想
希死念慮ニ在リ
不幸の手紙
脳出血から再度生還して
二人の弾師―快川と良寛
えにし浅からず
釣場の犬
風が吹けば
金色老夢
自分史疑
浜谷さん仄聞
美の系譜―月岡派の終焉
上田三四二賞
山は川を渡ったか
夜の涅槃図
芭蕉非自筆中尾本『奥の細道』の顛末―山本唯一博士の墓前に捧ぐ
