内容説明
鉄凝の初期小説作品集。青春の激情や、人の世の真実と美を喚起する熱望で活写された、河北に生きる人々の物語。
著者等紹介
鉄凝［ティエニン］
作家。１９５７年９月１８日、北京生まれ。画家の父鉄揚と声楽家の母徐志英の長女。原籍は河北省趙県。７５年１月に保定市第１１中学卒業。６月、保定地区博野県の人民公社の農民となる。１１月、入党。７９年に保定市に戻り保定地区の文芸誌『花山』の編集員となる。７５年に処女作「飛べる鎌」を発表。「おお、香雪」「六月の話題」が８２年、８４年全国優秀短篇小説賞、「赤い服の少女」が８３～８４年全国優秀中篇小説賞を受賞。『鉄凝文集５・女の白夜』（９６年９月）が魯迅文学賞（散文部門）を受賞。主な作品に中篇「麦積み」「棉積み」、長篇『バラの門』『雨のない街』『大浴女』『鉄凝文集』５巻などがある。なお、金鶏賞・百花賞受賞「紅衣少女」（８５年）、「村路帯我回家」（８９年）、９１年ベルリン国際映画祭・青少年映画センター芸術大賞受賞「哦香雪」（９０年）が映画化されている。現在、石家庄市在住。中国作家協会副主席、河北省作家協会主席
池沢実芳［イケザワミヨシ］
１９５３年１２月、栃木県生まれ。宇都宮大学教育学部卒業。東北大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、福島大学経済学部教授。中国現代文学専攻
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