内容説明
ひとはなぜテレビを見るのか。この疑問に答えるカギを本書は提供している。それは、テレビを見ることは、何ら特別な行動ではなく、新聞を読んだり、入浴したりするような、日常行動である、と考えることである。そう考えることで、我々の日常行動を引き起こす様々な原因が、テレビを視聴することにも存在すると考えられる。この日常行動としてのテレビ視聴を、本書では「テレビ接触行動」として研究の中心に置き、そこからテレビを見ることを明らかにしようと試みる。
目次
第1章 テレビへの接触行動とは
第2章 テレビへの接触行動モデルの検討
第3章 テレビ接触行動モデルの構築
第4章 テレビ接触行動モデルの検証
第5章 結論
著者等紹介
和田正人[ワダマサト]
1957年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。私立中学高校勤務を経て、東京学芸大学大学院で教育心理学と社会心理学を学ぶ。定時制高校で教える傍ら、国際基督教大学院でマス・コミュニケーション、視聴覚教育、教育工学を学び、博士(教育学)学位取得
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