内容説明
「人生永遠の書」と正宗白鳥に絶讃され、国民文学として二度も映画化された深沢七郎の名作『楢山節考』は、老齢化社会の現代の源流として今なお光彩を放っている。本書は作家・深沢七郎と私的交流を持ち、深沢文学研究家でもある著者が、崇高な文学の極みから赤裸々な日常生活までを一気呵成に伝記的に描き切った小説であり、深沢七郎入門書とでも言うべきものである。
著者等紹介
浜野茂則[ハマノシゲノリ]
思想の科学研究会員、日本農民文学会員、埼玉詩人会会員、雑誌「草炎」(山梨)会員、「風土」(埼玉)会員
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