内容説明
ふりかえってみると、いつもということではないが、俳句をしているときは変えようのない現実を変えたり、過去や未来を浮遊することができた。その回路が表題としたボクの回廊である。それは時により迷路であったり、迂遠な道であったりしたように思う。どこか外れている自分には回廊が似つかわしい。なにはともあれ、まだ時間はある。辿り着かない回廊かも知れないが、ゆっくりと進むことにしよう。
目次
淡彩(昭和三十六年~昭和四十二年)
明暗(昭和四十三年~昭和五十一年)
混沌(昭和五十二年~昭和五十五年)
モンタージュ(昭和五十六年~昭和六十年)
流離(昭和六十一年~平成五年)
時空(平成六年~平成十一年)