内容説明
短歌という素敵な箱を心の中に置くことができた私は、母としての日常のひとこまを三十一文字にしては、その箱のふたを開く事に幸せを感じていました。私の歌の出発は“母性の発見”と結びついていたのかもしれません。いつか夢で見た不思議な街“くわんのんの街”をこの歌集のタイトルに選ぶことにしたのは、そこが母性を表す所のような気がしたからです。
目次
1 バナナの月(昭和五十八年―六十三年)
2 寺庭(平成元年―七年秋)
3 ひまわりの旅(平成八年秋―十年)
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