出版社内容情報
どう演じ、どう読み解くのか。新釈の現代語訳でひらく新たな能の世界!
新釈の現代語訳で“能を読み”、尖鋭な論考で“能を解き”、演者の言葉から“能を聞く”。本巻では能の源流「翁」と観阿弥など、世阿弥以前の作品19曲を収録。能の起源と観阿弥の先駆性を読み解く。
内容説明
能を知るたのしみ。能の源流「翁」の世界をひらき、観阿弥の先駆を読み解く。新釈の現代語訳がひらく能の新たな世界。演者の言葉から能の心にふれ、論考で能の核心に迫る。
目次
能を読む―曲解説・現代語訳(翁;葵上;蘆刈;海士;綾鼓;鵜飼;雲林院(古形)
柏崎
通小町
金札
自然居士
昭君
卒塔婆小町
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
哲学者。1925年、宮城県に生まれ愛知県で育つ。京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター初代所長などを歴任。哲学から仏教の研究に入り、その間に『隠された十字架』『水底の歌』を執筆。「梅原日本学」を確立。その後、能を研究
観世清和[カンゼキヨカズ]
二十六世観世宗家。1959年、二十五世観世左近の長男として生まれる。父に師事し、初舞台は四歳。1990年家元継承。「箱崎」「丹後物狂」「阿古屋松」など世阿弥自筆本の復曲に取り組む。芸術選奨文部大臣新人賞受賞。フランス文化芸術勲章シュバリエ受賞。社団法人観世会理事長。財団法人観世文庫理事長
天野文雄[アマノフミオ]
能楽研究者。1946年、東京都生まれ。大阪大学名誉教授。国学院大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(法政大学)。『翁猿楽研究』で第十八回観世寿夫記念法政大学能楽賞、『世阿弥がいた場所』で第五回木村重信民族藝術学会賞、第四十回日本演劇学会河竹賞を受賞
土屋恵一郎[ツチヤケイイチロウ]
法哲学者・能楽評論家。1946年、東京都生まれ。明治大学法学部教授。能の研究上演団体「橋の会」運営委員、芸術選奨選考委員(古典芸能部門)、芸術祭審査委員(演劇部門)を歴任
中沢新一[ナカザワシンイチ]
思想家・人類学者。1950年、山梨県生まれ。明治大学野生の科学研究所所長。宗教から哲学まで、芸術から科学まで、あらゆる領域にしなやかな思考を展開する。『対称性人類学カイエ・ソバージュ5』で第三回小林秀雄賞、『アースダイバー』で第九回桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
ず