内容説明
人さまざまの生業によって、人生の味も時には甘く、時には辛く、甘・酸・辛・渋・苦の五味あり。それを著者の軽妙にして洒脱な筆に乗せて想い出すままに綴る、滋味掬すべき―京・大和のこぼれ話―である。
目次
叱られた話
同窓会さまざま
事実は小説より奇なり
立ち小便の一幕
歌は世に連れ、世は歌に連れ!―昔の軍歌と流行・歌謡曲
京女と奈良男
夫婦茶碗の経済論
浮世絵草紙
縁は奇なもの・仲よしのお二人
職人気質・職人芸
勲章物語
信貴山・「平蜘蛛の茶釜」を追って
大和のこぼれ話
名僧の背中流し
東大寺・清水公照長老を偲んで
変な親孝行
所変われど品変わらず!!
媒酌・仲人多々の弁
著者等紹介
西川良一[ニシカワリョウイチ]
同志社大学名誉教授。(全部旧制)郡山中学・大阪外語・大阪商科大卒。奈良県王寺町在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。