内容説明
あの八月十五日を学徒兵として迎えた戦時下の青春。異国を駆けめぐって報道した新聞記者時代…。半世紀を経て、詩人の魂は、あの夏の日へ帰っていった。中東・地中海世界の語り部として名高い著者が、初めて精神の生い立ちをたどる。
目次
第1部 日本からの便り
第2部 異国からの便り
第3部 フランス近代詩選
第4部 異国と日本と
第5部 八月十五日、再び
著者等紹介
牟田口義郎[ムタグチヨシロウ]
1923年、神奈川県に生まれる。1948年、東京帝国大学文学部仏文科卒業。1949~82年、朝日新聞社記者として、中東特派員、パリ特派員、論説委員を担当。退社後、成蹊大学教授、東洋英和女学院大学教授を歴任した。専攻は中東近現代史、地中海文化史。季刊「アラブ」編集長、中東調査会(財)、日本アラブ協会、日仏協会各理事ほか
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