内容説明
徐悲鴻は、美の呼び声に応え、美の姿を表出させ、人の心の内にある美を、創り出した。美はかたちを与えられ、人の心に真っ直ぐ入っていく。それこそ、神の恩恵と呼ぶのにふさわしい至福―。中国20世紀最高の画家・徐悲鴻をめぐる、世界初の論集。
目次
1 デッサン篇
2 油彩画篇
3 中国画篇
4 書芸篇
5 結語
6 徐悲鴻小伝
付録 徐悲鴻の絵画異聞―新発見の徐悲鴻の絵画について
著者等紹介
松谷省三[マツタニショウゾウ]
1934年、大阪府生まれ。甲南大学卒業後、芦屋女子高等学校教諭を経て、神戸学院女子短期大学事務局長、講師を勤め、2000年、退職。現在、日本徐悲鴻研究会会長、中国人民大学徐悲鴻芸術学院名誉顧問、中国南京徐悲鴻芸術研究中心顧問、中国南京徐悲鴻画院顧問、神戸学院女子短期大学講師(非常勤)。著書に『徐悲鴻の肖像』(近代文芸者)他、徐悲鴻および中国関係論文多数
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