内容説明
灼熱の陽の下で、こども達をたくましく育て現地理解教育を進める日本人学校の試み。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
makimakimasa
10
著者が校長を務めた90~92年は、自分は東京で幼稚園児だった。校舎も今の場所に移転する前の時代で非常に古い本だが、子供の将来の参考に読んでみた。スクールバスの扉が突然開いて子供が転落し帰国して治療など、いかにもな当地の事故で怖い。湾岸戦争の影響と危機対応、現地の子供達との交流学習、修学旅行の代理店によるトラブル、新任教師が環境不適応により1ヶ月で帰国、インドネシアならではの産業や自然を紹介する副読本開発、現地スタッフが日本人事務長の粗野な態度を告発など、様々な出来事や経験、意識の高い取り組みを知れた。 2022/10/25