内容説明
裁判官、領事官として活躍する中で、その胸には常に変わらぬこの命題があった。自由闊達な明るさ、誠実さで周囲に愛され慕われる著者の清々しい人生を描く。
目次
第1章 上海領域事事時代及び上海居留民団長の思い出
第2章 国連
第3章 近世日本外交史の考察
第4章 戦争と平和
第5章 戦争を放棄した日本の外交
第6章 終戦記念日のテープから、そして核についての私の要望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
父帰る
4
今から21年前に出た本。この著者(故人)の事は以前耳にしたことがあった。と言うのは、著者は西武鉄道グループの顧問弁護士だったからだ。この本に依れば、著者は東条英機、吉田茂、岸信介と交流があったことが窺える。戦時中の上海租界の様子とか、辻政信参謀と三笠宮殿下の南京赴任の事情とか満州事変調査団長のリントン卿のエピソード等の話が面白い。著者の持論は国を守るのに憲法違反云々は論外だと。GHQ憲法第9条発布の頃から自衛権を主張。憲法守って国滅んだらどうすると。集団的自衛権に関する著者の意見を聞きたいが…。2015/09/19
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