内容説明
自ら学習塾で進路指導の「かけこみ寺」を実践する著者の、現場からの熱い批判。読者はここで、人と人との基本的なつながり、そしてそのあり方について見つめ直さずにはいられないだろう。ただの進路指導では終わらせない、教育に原点からメスを入れた破天荒なこの一冊。
目次
もう誰も進路指導できない、でも
1 業者テストは「教育」をダメにする(小学校の業者テストこそ;中学校の業者テストは“必要善”)
2 進路指導と内申―この腐れ縁小学校と高校のしわ寄せ(指導のない進路指導;内申―この教育をダメにするもの)
3 「教育評価」が変われば…先生から先公へ、先公から先生へ(“現場”が変わる;“現場”を変えるには)
4 “偏差値”はすばらしい―学習のすじ道を照らすもの(“偏差値”と“ヘンサチ”;“偏差値”から“授業値”へ〈試論として〉;“狂育”から“教育”への道)