内容説明
歌は民族の魂である。古き民族グルジア、ウクライナの音楽文化を背景に著者訳詩の膨大な資料による総合分析によりその本質に迫る。
目次
第１章 グルジアの名称とその地理的条件
第２章 グルジアの歴史的概観
第３章 グルジア民族の音楽
第４章 グルジア民謡の性格
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よみびとしらず
3
学者先生の研究成果まとめ本。国名は知ってるけど、正直正確な場所は知らないあの辺の国の、音楽について。フリギア旋法ドリア旋法だの、専門項目はかなり難解で、たぶん音楽研究を志す大学生向け。しかし専門項目を上手に読み飛ばし、スマホ片手に地図を出せば中・高生や専門外の大人もジョージア、ウクライナの歴史がざっくり知れる。歌は宗教、歴史の中で紡がれる。ジョージアは東西でかなり違うようだし、ウクライナのコサックの被支配の歴史は凄絶。いつか当地で生演奏を聞いてみたいものだ。2018/12/24
