内容説明
「まぼろしの」ともいわれる邪馬台国の在処を求めようとしても、不弥国からの「南への水行」が巨大な壁になって立ちはだかる。この「南への水行」に邪馬台国問題を解く鍵が隠されているといえる。この解明がこの本の主題である。
目次
第1章 魏志倭人伝研究の歴史
第2章 魏志倭人伝の読み方
第3章 魏志倭人伝の信用性
第4章 大和説
第5章 九州説
第6章 奴国と不弥国への行程
第7章 「南への水行」が不可能な理由
第8章 邪馬台国比定の必須条件
第9章 いわゆる「放射説」に就いて
第10章 方向というもの
第11章 伊都国からの進み方
第12章 投馬国と邪馬台国へ