内容説明
現代詩の出発点を方向付けた4人の詩人たち。彼らが対峙した理念としてのロマン主義的信条と、それを破壊しようと待ちかまえる潜在的悪の意識との劇的な葛藤。
目次
1 ワーズワスにおける悪の意識―「自然」の侵犯
2 『ヴォードラクールとジュリア』―社会悪の糾弾
3 『クーブラ・カン』における悪の意識について
4 ボードレールの憂鬱
5 ボードレールの悪としての笑い
6 ボードレールからD.H.ロレンスへ―新しい神との関係を求めて
-
- 和書
- 作家の手紙 角川文庫