内容説明
名実共に日本キリスト教界の元老でありながら、誤解と偏見の下に放置されていた押川方義―自主、独立を悲願に敢然と生きたこの武士的キリスト者の半生を詳細な資料で跡づけた画期的な労作。
目次
押川方義の生年をめぐって
正反対の押川論―批判者と擁護者
“武士のなったキリスト者”―押川昌一氏の見解
押川方義関係資料総覧―山月メモを中心に
その記録(“近世の傑士押川方義君”;大西祝の講演を擁護した押川の一徹;山月の東北学院入学と押川方義との対面;京城学堂の終末;“生還往死は余の介意せざる処”―北清事変と押川;介石、山月の押川論;“狼の牧師”―強盗強姦事件の真相 ほか)