内容説明
新しい自分が見つかる白洲次郎“珠玉”の言葉集。
目次
第1言 歴史
第2言 仕事
第3言 人柄
第4言 機知
第5言 男気
第6言 警鐘
第7言 人生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
28
日本がGHQの占領下にあった時の言葉ややっぱり重くてカッコイイ。どんな状況でも日本人の誇りを捨てずに胸を張って仕事をする姿と信念の強さはさすがです。2016/07/30
G-dark
18
わたしは白洲次郎さんがよく話した「プリンシプル」の他に、「ノブレス・オブリージュ」という考え方が好きです。「高貴なる者の義務」という意味。恵まれている者には、恵まれない者を助ける義務があるのです。また、人は、身分に関係なくお互いに敬意を払う必要があります。だから、白洲さんの、「後ろでふんぞり返っているヤツはみんなバカだ!」「人が困っているときは、助けるもんだ」「皆、運がよくて権力を握っただけなのに、それを自分の能力だと思い込んでいる馬鹿がたくさんいる」といった言葉が潔くて気持ちいい!2020/04/18
ラーメン小池
10
コンビニの雑誌類に紛れていた本書、思わず購入。その理由は、次郎が「週刊朝日(1951年)」のインタビューにて、(尊敬する人物は?と聞かれて)、”『農林1号』をはじめて作った人”と答えた頁が目に止まったため。(水稲の)農林1号は、冷害に強く食味にも優れ、戦中~戦後の日本の食料増産を支えた大品種。なおその育成者は並河成資氏である。白洲は早々と敗戦と食糧難を予期し、鶴川村にて本気で農業に取り組む。「農業は創造だ」、「農業は趣味に非ず」など、日本一ダンディな男が農に対して抱いた真摯な思いに静かな感動を覚えた・・。2015/12/19
B.J.
6
ニツポン男子の憧れ!2023/08/20
ハリネズミ王子
4
白洲次郎の自伝に書かれているキーワードや名言にフォーカスした内容。 次郎の功績を振り返る作業にもなった。 ボリュームが少ないので、時間をかけず読むことが出来る。 強者か弱者を押さえつけるのがつねとしても、正しいことを言ってほしい、という言葉にはハッとした。 200ページ余りの中で、個人的には最も収穫となった箇所だ。 今後の人生において、座右の銘にでもしたい。2019/04/04