内容説明
いまこそ必要とされるアランの知恵。きびしい北風のなかで、なんとか自分の未来を切りひらこうとしている人、ゆきづまった恋人との関係をなんとか打開したいと願っている人、ときに弱気な自分にめげながらも、それでも幸福を求めようとしている人々へ。
目次
第1章 幸福の青い鳥
第2章 過去・現在、未来
第3章 心がくじけそうなときこそ「悲しい」「怖い」「怒り」を育てない
第4章 原因をさがせ
第5章 人間関係1 上機嫌のすすめ
第6章 人間関係2 人とのつきあい
第7章 仕事
第8章 行動
第9章 幸福の誓い
著者等紹介
アラン[アラン][Alain]
1868~1951。ヒルティ、ラッセルの『幸福論』と並ぶ「世界三大幸福論」といわれ、世界中で翻訳され読み継がれている『幸福論』の著者として知られるフランスの哲学者。本名はエミール=オーギュスト・シャルティエ。フランス・ノルマンディー生まれで、ルーアンにあるリセ(高等中学校)の哲学教師だった。プラトンやアリストテレス、デカルトをはじめ過去の偉大な哲学者たちの思想と、独自の思想を絶妙に絡み合わせたアラン先生の哲学講義は学生に絶大な支持を受け、女流哲学者のシモーヌ・ヴェイユをはじめ、彼の教え子たちの中からは哲学者が多く輩出されている
上之二郎[ウエノジロウ]
1947年生まれ。東京都出身。上智大学経済学部中退。ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Riki
1
『寒さに負けない最善の方法は、寒さに満足する事なのです。寒さを不愉快なものだと考えずに、寒さを受け入れ、それを楽しもうと気持ちを切り替える事です。』←ここを読んで何故三十度近い気温差があるのに富良野より東京の方が寒く感じるのかガッテン!した。自分の気持ち一つで辛さを楽しみに変える事が出来るという事ですな。2013/01/05
ソータパパ
0
アランの幸福論とは、待っていても幸せにはなれない。幸せとは自分でつくりだす物。そのためにまず、幸せになろうと自分に誓うことから始める。そして幸せになることを自分で決めて行動する。2021/09/26