出版社内容情報
家も仕事も失った明良は、人気俳優になった達幸と再会し…!大人気シリーズが「渇命」と書き下ろしを含めた新装版でついに登場!
内容説明
家も仕事も恋人も全て失った明良の前に、一人の男が現れた。達幸―ある事件以降、六年間連絡を取らずにいた幼馴染だ。若手人気俳優になった達幸との再会に戸惑う明良だが、気づくと高級マンションへ強引に連れ込まれ、「俺を明良の犬にしてよ」と懇願されながら身体と心を彼の熱い雄で、激しくかき乱され…!大人気シリーズ「渇仰」「渇命」を一冊にまとめ、大ボリュームの新規書き下ろしを加えた新装版、ついに登場!
著者等紹介
宮緒葵[ミヤオアオイ]
小説家。2011年『堕つればもろとも』(プランタン出版)からデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
8
渇仰と渇命に新たな書き下ろしをプラスした新装版。その厚さから一部ファンから鈍器と呼ばれているらしい。渇仰と渇命については既に書いたので、今回は書き下ろしの感想のみ。二人が犬と飼い主兼恋人同士になって9年、順調に俳優としてのキャリアを重ねる達幸に初の父親役が舞い込むのだが…という、思わず半笑いになるプレイが展開されるお話。何も変わってない彼らに安心しつつ、これで良いのか明良!と思わずにはいられない。あまりのチョロさに不本意にも1μmだけ達幸に共感してしまった。年の瀬にまた家族に見せられない本が増えた。合掌。2021/12/11
にむー
4
凄まじい執着ワンコ攻め。ヤバすぎて面白かった❗2021/12/24
S
2
シーモア2022/05/15
なな
1
『フェイク・ファザー』で青沼幸の演技の真髄を見せつけられて、改めて『渇仰』『渇命』と読む。北島マヤより危険な演技者なのかも。共演者はまだしも素人がかかわると、幻の凶器に殺されそうです。狂気がより切実に迫ってきます。達幸が満たされる日は来るのだろうか。それにつけても、気をつけないと読みながら手首を痛めそうな厚みと重みの本でした。2025/02/03
まりも
1
「渇仰」不運の連鎖で全てを失った明良の前に、超有名俳優になった幼なじみの達幸が現れた。大好きな「あーちゃん」の犬になるために。執着ワンコ攻。やばい。執着がほんとにやばい……。しかしここまでかっ飛んでるといっそ清々しい。受の前では幼児返りするワンコ。 「渇命」続編を新装版では一冊にまとめたそうです……が、達幸を連続で摂取するのは胃もたれします。読むスピードもゆっくり。つまらないのではないんですけど、ほんとうに、こってり感が強くて、胃が……ううぅ…2023/08/16