内容説明
世界的ロングセラーの普及版。世界の動向を見極める。経済の流れを洞察する。文化人・経済人必読の不動の名著。
目次
緒論
数の意味について
世界史の問題
大宇宙
造形美術
音楽と彫塑と
魂の像と生命感情と
ファウスト的自然認識とアポルロン的自然認識と
起原と土地と
都市と民族と
アラビヤ文化の諸問題
国家
経済生活の形式界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小説大好き
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縮約版で読んだのは失敗だったかなと思いました。人類史を思想、芸術、建築、宗教、国家体制という幅広い、そして相互関係にある分野から分析する骨太な一冊であるため、深く理解するには具体例や引用がなるべく残ったバージョンを読むのが良いと思います。「アポルロン的」「マギ的」「ファウスト的」という思想分類の是非は問われ直すべきであり、第四身分「大衆」も現代はより多層化している、また「交通網」「情報網」についての言及がほぼないなど、アップデートする必要は感じるものの、今こそ読むべき名著であることは間違いないと思います。2023/12/02