内容説明
経済学は、いま「新発見の黄金時代」を迎えている。行動経済学、神経経済学、実験経済学、情報経済学、進化経済学、新制度派経済、新開発経済学―これらの最新分野が、私たちが抱えているさまざまな社会問題にどのように役立つのか?格差、幸せ、信頼などの核心は?情報と市場、経済と社会は、いかにリンクするのか?公共政策にどう有効活用できるのか?―最優秀経済ジャーナリストとして、ウィンコット賞を受賞した著者が挑む。
目次
1 富と貧困の謎(歴史探偵;なにが経済を成長させるのか;いかにして貧困を過去のものとするか)
2 個人は自由に選択できるか(経済学は幸せにどう役立つか;人間のための経済学;情報と市場)
3 自然、市場、社会(殺気立った猿と起業家;経済と社会;なぜ経済学に魂があるのか)
著者等紹介
コイル,ダイアン[コイル,ダイアン][Coyle,Diane]
エコノミスト。英国・財務省のアドバイザーを経て、現・英国競争委員会の委員。マンチェスター大学客員教授。コンサルティング会社エンライトンメント・エコノミクスの経営者でもある。『インディペンデント』紙の元経済担当編集者。ハーバード大学から経済学の博士号を取得。英国で卓越した金融ジャーナリストに贈られる「ウィンコット賞」を受賞(2000年度)。また著書『脱物質化社会The Weightless World:Strategies for Managing the Digital Economy』(東洋経済新報社)では、『ビジネス・ウィーク』誌のブック・オブ・ザ・イヤーを受賞。ロンドン在住
室田泰弘[ムロタヤスヒロ]
1965年東京大学工学部、67年同経済学部卒業。ペンシルベニア大学大学院修士。日本経済研究センター主任研究員、埼玉大学助教授を経て、現在湘南エコノメトリクス社長
矢野裕子[ヤノユウコ]
東北大学経済学部卒業、スタンフォード大学食料研究所修士。(財)日本エネルギー経済研究所、国連開発のための技術協力局を経て、矢野&アソシエーツ代表
伊藤恵子[イトウケイコ]
米スワスモア大学卒業、エール大学修士、LSE(ロンドン大学)博士。国連本部、欧州復興開発銀行、世界銀行を経て、現在、著作、翻訳、通訳活動に従事。ロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じょに